ラリーフィンランドの主催者は、今シーズンの第8戦フィンランドに名物ステージのオウニンポウヤをパワーステージとして復活させる旨を発表した。
モンテカルロのチュリニ峠、あるいはラリーGBのマーガムパークなどと並び、数年来のラリーファンであれば、その名を聞いたことがあるはずだ。ハイスピードラリーとして知られるラリーフィンランドの中でも随一のコースとして知られ、高速コーナーとビッグジャンプが連続する。近年では平均時速が130km/hを超えるなど、危険すぎるとして使われていない。
そのオウニンポウヤが2004年以来、33kmというロングバージョンで復活する。
「我々はオウニンポウヤをロングバージョンで走らせたかったんだ。ふたつのステージに分割されてしまっては、その魅力はほとんどなくなってしまうからね」と語るのは、ラリーフィンランドの競技長を務めるカイ・タルキアイネン。
「オウニンポウヤはこれまで多くの観客を集めてきた。まさにラリーフィンランドの縮図と言ってもいい名物ステージだ。多くの人たちにとってはオウニンポウヤはラリーフィンランドとイコールで語られる存在なんだよ」
第8戦ラリーフィンランドは8月2〜4日、中部の都市ユバスキラを拠点に開催される。