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プジョー、208のR2とR4T仕様を開発中

 

 かつての名ラリーカー205、206、そして207の後を引き継ぐべく、プジョーは208をベースとしたふたつのコンペティションバージョンを誕生させようとしている。開発を受け持つのはプジョー・スポールのカスタマーコンペティション部門だ。

“小さくて元気がいい”R2は、このラインナップにおいて筆頭という非常に重要な役割を果たす。208 R2はビギナーや趣味としてラリーを楽しむ人たちのニーズに合致する競争力、そして手ごろな価格をもたらすものとして設計され、すでに2011年の年末に初走行を済ませているという。
 また、207 R3に替わってフランスのワンメイクシリーズを担うマシンとなることがすでに決定されている。まだ開発の初期段階にもかかわらず、1.6リッター自然吸気エンジンで185馬力を発揮しているという。
 ギヤボックスはシーケンシャルタイプだが、シフトレバーはフロアではなくステアリングコラムにセットされている。2012年のうちに実戦に向けてのテストを行なうそうで、グラベル/ターマックあわせて8000kmを走行する予定。

 気になるR4Tバージョン(1.6リッターターボエンジン搭載車をベースに4WD化も可能)については、現時点ではまだデザイン段階とのこと。最新のFIAレギュレーションに合わせて設計される208 R4Tは、“ベストセリング・ラリーカー”207 S2000の後傾として、規定が施行される2013年の第1四半期に登場する予定だ。



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