今週開催されるAPRCラリー北海道に、クスコレーシングが投入するトヨタC-HR。実戦デビューでドライバーを務めるニュージーランドのマイケル・ヤングが、スタートに備えてテストを行った。
TRDとのタッグにより、今回2台のC-HRを製作したクスコレーシング。TRDからはエンジンの供給と、テクニシャンがイベントに帯同するサポートが行われる。2台のうち1台は、7月下旬にヤングが日本で3日間テストを行っている。
「このプロジェクトに関わることができて、とてもワクワクしている。チームがヤリスで学んだことが、このマシンにたくさん盛り込まれたり、改良されている点もある」とヤング。
「ホイールベースは長くなっているので、テストではすぐに安定感が向上していることが感じられたし、車体もヤリスより大きいので、エンジンベイやクルーのコンパートメントのスペースも余裕がある」
ヤングは今回、正コ・ドライバーのマルコム・リードがオーストラリア国内選手権戦に参戦するため、オーストラリアのグレン・マクニールと組んでの参戦となる。
「会期が重なってしまったのは残念だが、今年の初めから分かっていた事なので、グレンとも早くから準備を始めていた」とヤング。
ラリーは9月20日、北海道帯広市にある北愛国交流広場に設置されるサービスパークでラリーショーを行った後、隣接のスーパーSS(1.47km)で開幕する。秋を迎えた北海道は、雨が降る可能性も高くなっている。現在、日中の気温は16-23度だが、天気予報では日曜日に雨の可能性を伝えている。
なお、クスコレーシングは、ラリー北海道終了後、C-HRをAPRC最終戦が行われる中国(10月25-27日)に向けて送りだす。