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WRCサファリ復活。ケニアで17年ぶりのWRC開催へ

©Safari Rally

サファリラリーは2020年、17年ぶりにWRCに復帰することが決まった。WRCにサファリの名が記されるのは、2002年以来のこととなる。サファリのWRC復帰については、ケニア政府が強力にサポートしており、FIAからカレンダーが発表されたのち、ウフル・ケニヤッタ大統領は、首都のナイロビで開催復帰が決まったことを発表した。2020年のサファリラリーの開催は、シリーズ第8戦の7月16日〜19日で、シーズン中盤のブレイク明け、後半戦のオープニングイベントとなる。

ケニアの復帰についてWRCプロモーターのオリバー・シースラは「サファリは、東アフリカで象徴的な存在。ウガンダ、タンザニアだけでなく、ケニアにも情熱的なラリーファンが多く存在する」と語る。
「しかし、ケニアのカレンダー復帰は、グローバルなレベルでも重要な意味をもつ。WRCは、20年近くアフリカで開催されていない。世界で2番目に大きな大陸での選手権開催を復活させることは、このシリーズをより国際的にしようという我々の戦略にとって、 大きなランドマークと言えるだろう」

サファリラリーの初開催は、1953年。女王エリザベス二世の戴冠を祝って、ケニア、ウガンダ、タンガニイカ(現タンザニア)の国境をまたいで開催された。ウガンダ生まれケニア育ちのシェカー・メッタは、このサファリで5勝を記録しており、うち4回を連勝で飾っている(78-81年、バイオレット)。元WRCチャンピオンのビヨン・ワルデガルド(4勝)、ユハ・カンクネン、コリン・マクレー(ともに3勝)がサファリマスターとして知られる。2020年の開催はナイロビを拠点とし、サービスパークとステージは、ナイバシャ湖や、グレートリフトバレー北西部のエルメンテイタの近郊に設定されるという。



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