WRC第4戦ラリーアルゼンチンは、ラリー拠点となるヴィラ・カルロスパスにあるヴィラ・ガルシアからカバランゴに向かう4.59kmのステージでシェイクダウンが行われ、フォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)と、シトロエン・トタル・アブダビWRTのクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が揃ってトップタイムをマークした。
昨年型のポロR WRCを駆るアンドレアス・ミケルセンが1.2秒差の3番手、マッズ・オストベルグ(DS3 WRC)が0.1秒差の4番手、昨年のアルゼンチン覇者、ヤリマティ・ラトバラはトップから1.7秒差の5番手タイムだった。
「マシンのフィーリングはいい。シェイクダウンのコースは、レッキで確認した実際のステージよりも石は少ないが、内容にはとても満足だ」とオジエ。
一方、開幕3戦で不調続きのミークは6週間のブレイクで気持ちを立て直した模様だ。「シーズン序盤はパーフェクトじゃなかった。速さはあったが安定感がなく、ミスもあった」とミーク。「頭をスッキリさせてリセットできてよかった。シェイクダウンで感触を取り戻すことができて、よかった」
なお、このシェイクダウンでは、ヒュンダイ・モータースポーツNのヘイデン・パッドンが、3回目の走行時にヒュンダイI20 WRCの左フロントステアリングアームのボルトが破損しコースオフ。フェンスにヒットするトラブルに見舞われた。パッドンはステージ上でマシンを修復した後、カルロスパスのサービスパークに帰還した。