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WRCラリーGB:豊田章男チーム総代表「残り2戦、なんとしても君たちを勝たせたい」コメント全文

©TOYOTA

タナックが今季6勝目を飾るとともにパワーステージも制してフルポイントを獲得したWRC第12戦ラリーGB。トヨタはこの週末、富士スピードウェイで開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)でも1-2フィニッシュを飾っている。この結果を受け、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの豊田章男チーム総代表がコメントを発表した。

「FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)と、TOYOTA GAZOO Racingは1つの週末で2つの世界選手権に勝利することができました。2つ同時に勝つことに強い拘りは持っていませんでした。しかし、今年の6月、私は、目前でそれを逃す姿を目の当たりにしていました。ル・マン24時間レースをワンツー体制で走る中、WRCイタリアで最後までトップを走ってくれていたオィット・タナック選手がストップしてしまった時のことです。

タナック選手の走りには絶対の信頼を置いています。ですので、私も勝利を確信し、彼の走りを見守っていました。しかし、車両トラブルで、私たちは彼から勝利を奪ってしまいました。今回、そのことを思い出し、2つの世界選手権が同時に行われるこの週末は、いずれの戦いも、絶対に無事にゴールまで走り抜け、勝利してもらいたいと思っていました。

8号車のセバスチャン・ブエミ選手、中嶋一貴選手、ブレンドン・ハートレー選手、7号車のマイク・コンウェイ選手、小林可夢偉選手、ホセ・マリア・ロペス選手、重たいハンデを背負い、決して簡単ではないワンツーフィニッシュを本当にありがとう。土曜日にみんなと会い、改めて6人をはじめとした皆のチームワークを感じました。今後、更に重たいハンデが課されますが、そのチーム力で乗り越えていきましょう。

激しい風雨で難しさを極める路面の中、チームとクルマを信じて優勝してくれたオィット・タナック選手、マルティン・ヤルヴェオヤ選手。前戦トルコでも車両トラブルで勝利を遠ざけてしまっていたので、今回、勝利してくれたこと、本当にうれしく思います。残り2戦、なんとしても君たちを勝たせたい。改めてもっと安心して乗れるクルマをチームみんなでつくっていきたいと思います。

様々な世界戦が行われたこの週末に、我々の2つの世界戦も応援いただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました。引き続き、ご支援よろしくお願いいたします」

TOYOTA



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