シトロエン・レーシングは、今季シトロエンDS3 WRCの改良を3回予定しているが、その2回目となるフロントのエアロダイナミクスに重点を置いた改良型を5月のポルトガルで投入することを明かした。
「前回のテストセッションで新しいパーツをすべて試し、どれもかなり順調に機能した」とチーム代表のイブ・マトンはコメント。
「モンテカルロではリアウィングに改良を施したバージョンを投入した。2度目のステップは、マシンのフロントだ」
モンテカルロで投入した際と今回の改良が組み合わされることにより、ドライバー陣にはシーズン後半でよりコンペティティブなマシンを与えることができると期待している。
「通常のグラベルラリーではおそらく少しドライビングが難しくなるかもしれないし、こうしたコンディションではドライバーには厳しいかもしれない」とマトン。
「しかし、シリーズ後半では、マシンはよりドライビングがしやすくなると思うので、自信も高められるはずだ」
シトロエン・レーシングは今季最後となる3回目の改良をシーズン末までに投入する計画だが、新しいパーツの投入時期は決定していない模様。この改良では、サスペンションとジオメトリーに重点が置かれる予定だ。