プジョー、スペインのラリーイベントで新モデル『208ラリー4』を披露予定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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プジョー、スペインのラリーイベントで新モデル『208ラリー4』を披露予定

©PEUGEOT

11月22-23日にスペイン北部のハラマサーキットで行われるラリーコミュニティオブマドリッドで、プジョー・スポールが208 R2のターボ版、プジョー208ラリー4のデモンストレーション走行を行う予定にしている。

このモデルが冠する「ラリー4」は、FIAが規定改定によりラリーマシンのヒエラルキーを、ワールドラリーカーをラリー1として、番号を下げていくシステムの中の呼称。プジョー・スポールは、このイベントでは今季、NAエンジンのプジョー208R2でERCジュニアチャンピオンに輝いたエフレン・ラレーナをドライバーに起用する。

このモデルは、R2カテゴリーに新たな活力をもたらすものと見られている。このカテゴリーは現在、国際格式では1.6リットルNAエンジンのプジョーモデルや、1.0リットルのフィエスタR2Tに限定されており、場合によっては旧型の1.6リットルNAのオペル・アダムR2などがエントリーするに留まっている。予定されているプジョーのこの新型モデルは、1.2リットルターボエンジンを搭載し、フィエスタと同等の200馬力前後を発生。1年を通してサンロックレーシング、プジョー・ラリーアカデミーのフランスターマック王者、ヨハン・ロッセルがテストを担当してきた。公認取得後、2020年序盤にはカスタマーへの供給が始まるものと見られている。プジョー・スポールは、新型バージョンのマシンは、1.2リットル3気筒ターボPure Techエンジンを搭載し、これまで450台を出荷してきたプジョー208のR2マシンよりも軽量だという。

注:ラリー4は、グループNマシンを改良した既存のR4や、オレカがサプライヤーを務めるR4キットとは異なるものだ。
(Martin Holmes)



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