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WRC復帰のニュージーランド、オークランド拠点のイベントに向けて準備中

©Naoki Kobayashi

FIAとWRCプロモーターが発表したニュージーランドの8年ぶりのWRCカレンダー復帰の報は、WRCファンに歓喜の声をもって迎えられた。この2020年WRCカレンダーは、ラリーオーストラリアの開催は含まれていない。

FIAは、長年開催を続けてきたオーストラリア、スペイン、フランス(コルシカ)のようなイベントを、長期的なWRC開催候補国として維持するために、イベント開催のローテーションシステムを再導入することを試みている。2020年9月の第1週は、ニュージーランドの会期として確保された。このラリーNZについては、初期プランが既に発表されている。3日間のイベントが拠点とするのはオークランドで、2レグを広義でのオークランド周辺、3日目はさらに南下してワイカト地方の人気ステージを走行する。

イベントチェアマンはピーター・ジョンソンが継続、スポーツ興行主のマイケル・ゴールドステインがイベントのCEOを務める。ゴールドステインは「イベントの持ち主は、ラリーニュージーランド。我々は、ATEED (Auckland Tourism Events & Economic Development=オークランド観光イベント&経済開発)と連携している。オークランドは、ニュージーランド最大の都市であり、WRCプロモーターとの話し合いで進められてきたことだ。我々が求めるのは、3日間のうち2日間をオークランドを中心に周辺の町にまで広げていくこと。現状は、2020年のみの開催ベースで交渉している」

先日は、WRCプロモーターのスタッフがニュージーランドを訪れており、イベント主催者とアイデアを共有するための話し合いを行っている。ちなみに、オークランドは2021年に、ヨットレースの世界最大イベント、アメリカズカップの開催地となることが決まっており、潜在的なスポンサー候補から注目を集めている。
(Martin Holmes)



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