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WRCチリ、国民投票と重なり2020年の開催をキャンセル

©Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

2020年のWRC第4戦として開催が予定されていたラリーチリの主催者は、地方自治体の要請を受け、国内の情勢を鑑みて開催を中止することを決定した。

ビオビオ地方の知事セルジオ・ジャカマン、チリ自動車連盟総裁のマウリッチオ・メロ、主催者のジェネレラルプロデューサー、フェリペ・ホルタによるミーティングには、スポーツ庁のアンドレス・オテロも同席し、コンセプシオンを拠点とするラリーの2020年開催中止を決断した。

予定されていた会期は、憲法改正を問う国民投票と重なったことから、当局と主催者がラリーの開催キャンセルを決定した。
「この国民投票は、民主主義に関わる歴史的な動きであり、全てが適切に行われる環境が求められることから、この段階で賢明な判断だと考えた。しかし、ビオビオでは、2021年にラリーを開催するために、必死の努力を行って行く」とビオビオ地方の知事は断言している。
「今回のキャンセルは、開催を行う能力がないことを示すものではない。我々には開催した実績があり、それ以上に、前回以上の開催をしようという情熱がある」

チリでは現在、反政府デモの活動が激化。要求の1つである憲法改正を問う国民投票の実施が決まったばかりだ。



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