ヤリ‐マティ・ラトバラは2020年TOYOTA GAZOO RacingのWRCドライバーズラインナップから外れ、開幕戦のラリーモンテカルロを欠場することになる。しかし、ラリースウェーデン(2月13-16日)、母国ラウンドであるラリーフィンランド(8月6-9日)では、トヨタ・ヤリスWRCでの参戦が決まったようだ。
「トヨタから参戦が決まっているのは現時点でこの2戦だけだが、サルディニア、ポルトガル、ラリーGBにも参戦できるよう、スポンサー探しに奔走している。できれば、なんとかしてニュージーランドにも参戦したい。だが、このラリーにはちょっと予算がかかりすぎる感じだ」とラトバラ。
もしもチーム代表を務めるトミ・マキネンがセカンドチームを作ることがあれば、ラトバラは勝田貴元とチームメイトになることも大歓迎だとしている。
「来年、ドライビングを続けることが、自分にとって非常に重要」とラトバラ。
「今年は、苦難のシーズンだった。プライベートでも波乱の1年だったが、来年はストップよりも一時休止にしたいと思っている。いま34歳だが、あと2年はやっていけると思っている。セカンドチームが設立されるのであれば、勝田と組んで一緒にやっていけると思うし、ポイントにも貢献できるはずだ。これまでのキャリアの中でそうしたポジションは経験しているし、2007年にストバートでマシュー(ウィルソン)とチームメイトだった時は、スバルと3位争いをしていたんだ」
さらにラトバラは「トミやチームの力になれることは、なんでもしたいと思っているよ」と付け加えた。