2020年のダカールラリーは、1月12日に休息日を終えて競技が再開され、第7ステージに設定されたワジ・アル−ダワジール間の546kmを走行した。
この日、砂丘を越える高速のステージでは、カー部門で総合首位に立っているカルロス・サインツがペースをつかみ、今大会3度目のステージウインを獲得。総合リードを広げた。
「砂丘越えでは、何度も全開で攻めた。ある地点でステファン(ペテランセル)に追いついたが、とてもダスティだったので、後ろについたまま走ろうと決めた」とサインツ。
総合2番手のナッサー・アル‐アティヤは、サインツからちょうど10分遅れの総合2番手。サインツのチームメイト、ステファン・ペテランセルも総合3番手の位置を守っている。
「簡単ではなかった。とても危険なステージだった。すごく速度域が高く、ずっと6速のままだった」とアル‐アティヤ。
一方のペテランセルも「今日はすごく速度域が高く、休息日の前日よりも速かった。550kmを4時間近くで走ったほどだ。速度域が高いと小さなミスが命取りになるので、しっかり集中する必要がある。簡単ではなかった。今日はナビゲーションもよく、大きな問題もなくゴールできた」
13日の第8ステージは、ワジ・アル−ダワジールのビバーク周辺をループする474kmが設定されている。
2020年ダカールラリー 暫定結果(第7ステージ終了後)
1 C.サインツ(MINIバギー) 27:49:14
2 N.アル-アティヤ(トヨタ) +10:00
3 S.ペテランセル(MINIバギー) +19:13
4 Y.アルラジ(トヨタ) +44:24
5 O.テラノバ(MINIラリー) +55:58