1 オーストラリア:このラリーに参加する予定だったロジスティックのすべては、イベントのキャンセルが決まった時点で現地にあり、キャンセルとなっても時間や車両を節約することはできなかった。我々は、1グループを早めに帰国させ、Mスポーツでのほかの作業を続けさせ、チームの残りのスタッフは予定の帰国便までコフスハーバーに留まった。
2 ケニア、ジャパン、ニュージーランドのカレンダー復帰イベント:このヨーロッパ外イベントに必要なコストを大まかに計算したが、新しいイベントならどこの場合でも、現地に到着してイベントが終了するまではどこに滞在するのがベストか、などはまだ分からない。そしてもちろん、こうしたヨーロッパ外イベントが増えたことで空輸費用などがさらにかかるため、この遠征にかかる予算は劇的に上がる。
3 FIA WRCレギュレーションの変更(例.Bチームの復帰、テストルールの変更など):直接的な影響はないが、1カーチームを登録するチームのことは留意しなくてはならない。これらのチームは、既存のチームからマニュファクチャラーズ選手権ポイントを奪うこともできるようになったため、イベント中は、こうしたチームがどのような使われ方をするのか、考慮する必要が出てくる。WRC2/3のテスト規定は緩いので、安くテストに向いた道を探す面では楽になってほしいと期待している。
(Martin Holmes)