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WRCモンテカルロ:初日を終えた勝田は「あまりに乗れていない」と厳しい自己評価

©Naoki Kobayashi

トヨタ・ガズーレーシング・ラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は1月23日、WRC開幕戦ラリーモンテカルロのデイ1を12番手で終えた。

昨年R5で初出場し完走しているとはいえ、勝田にとってスピード域も挙動もまったく異なるヤリスWRCで臨むモンテカルロは大きなチャレンジとなる。シーズン開幕を告げるのは木曜夜のナイトステージふたつ。ここで勝田はまた新たな課題を突きつけられることになった。本格的にトップカテゴリーでの戦いに臨む今シーズンの目標はあくまで完走のため、リスクを負わないペースでの走りは想定どおり。しかし、ギャップのサービスパークに戻ってきた勝田の口からは「あまりに乗れていない」という厳しい自己評価の言葉が出てきた。

「SS1は前半に雨がパラパラで降ってきて思い切って走れなかった部分はあったのですが、後半はだんだん慣れてきました。でもSS2で抑えすぎたというか……。今回初めてユホ(ハンニネン)さんにアイスノート(グラベル)クルーをやってもらっているんですが、チェックしてもらったところを自分が信じ切れないで走っている感じなんです。もちろん、夜のステージなのでユホさんが走った後にアイスになっているところもあるんですが、ペースノートへの指摘に間違いはまったくないんです。だけど、そのインフォメーションを自分がフォローできていないというか、イメージし切れていない。新しい課題ですね。

それに加えて、(モンテ特有のスタッドとドライの)クロスタイヤも難しい。僕だけじゃなくカッレ(ロバンペラ)もそうだったみたいですけど、時間かけてクルマがどういう挙動をするかを見極めていかないとならなそうです。ペースノートだけじゃなく、自分のドライビングの方も自信が持てなかったので、ちょっと悪い方向にいっちゃった感じですね。でも、ここからスタートしていくしかないです。一番やばかったと思ったSS2をなんとか乗り切れたのは良かったし、モンテ特有のイレギュラーなものは明日からまた、落ち着いて勉強できればと思っています」



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