IRCは11月3〜5日にかけて開催される最終戦キプロスラリーでチャンピオンが決定する。
IRCには全戦参戦義務はなく、ポイントが計上されるのはベスト7戦。たとえば8戦にエントリーして1戦だけリタイアしたとしても、ベスト7戦のためリタイアはカウントされない。さらにキプロスのポイントは係数が2倍となるため、5人の選手にチャンスが残されている。
最もチャンピオンに近いのは、ランキング首位のヤン・コペッキーと2位のユホ・ハンニネン。ともにシュコダワークスで、このふたりだけが優勝=チャンピオンとなる可能性がある。ランキング5位のブライアン・ブフィエは欠場。それ以外の選手はいずれも、優勝してもほかのドライバーの順位によってタイトルを獲得できない可能性が生じる状況だ。
複雑怪奇なチャンピオン獲得の条件は以下の通り。
なお、11月3日のSS1を終えた時点では、首位ミケルセン、2位ハンニネン、3位コペッキー、4位ロイクス、5位ヌービル。6位にインプレッサR4の新井敏弘がつけている。
ヤン・コペッキー(首位:シュコダ)
(1)優勝
(2)2位:ほかの4人が優勝しない
(3)2位:ハンニネンが3位以下
ユホ・ハンニネン(2位:シュコダ)
(1)優勝
(2)2位:コペッキーが優勝しない
(3)3位:ほかの4人が優勝しない
(4)3位:コペッキーとヌービルがともに優勝しない
(4)4位:ほかの誰も優勝せず、コペッキーが3位以下
ティエリー・ヌービル(3位:プジョー)
(1)優勝:ハンニネンが3位以下
(2)2位:ほかの4人が優勝しない
(3)2位:ハンニネンかコペッキーのいずれかが4位以下
アンドレアス・ミケルセン(4位:シュコダ)
(1)優勝:ハンニネンが4位以下
(2)2位:ロイクスとヌービルが優勝せず、コペッキーが5位以下かつハンニネンが7位以下
フレディ・ロイクス(6位:シュコダ)
(1)優勝:ハンニネンが4位以下
(2)2位:ミケルセンとヌービルが優勝せず、コペッキーが5位以下かつハンニネンが7位以下