WRC第3戦メキシコは3月12日木曜日のシェイクダウンを終え、トヨタのエルフィン・エバンスがトップタイムをマーク。2番手にはヒュンダイのティエリー・ヌービル、3番手にはトヨタのセバスチャン・オジエとなっている。
2020年シーズン最初の本格グラベルラリーとなるメキシコ。標高と気温が高く、マシンへの負荷が大きいことで知られる。モンテカルロ、スウェーデンで好調な走りを続けているエバンスの走りに注目が集まったが、走るごとにタイムを上げたエバンスがトップタイムでセッションを終えた。
シェイクダウンのコースは5.51km。ここ数年同じ場所を使用しているが、0.2kmほど距離が伸びている。上位陣は3〜4回のアタックを行っているが、Mスポーツ・フォードのガス・グリーンスミスは5度走行し感触をチェック。上位3人に続く4番手はトヨタのカッレ・ロバンペラとヒュンダイのオィット・タナックが同タイムをマークし、6番手にはヒュンダイのダニ・ソルドと、ワールドラリーカー9台中上位6台をトヨタとヒュンダイが占めることとなった。3台並んだMスポーツ・フォードはテーム・スニネン、エサペッカ・ラッピ、グリーンスミスという順で並ぶ。10番手には、フォルクスワーゲン・ポロGTI R5のオリバー・ソルベルグが入った。
ラリーはこの後、グアナファトでのセレモニアルスタートを経て、市街地ナイトステージで開幕。SS1は日本時間3月13日の11時08分スタート。
WRCメキシコシェイクダウン結果(トップ10)
1. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)4/4 3:41.8
2. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)4/4 +0.6
3. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)3/3 +0.7
4. K.ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)4/4 +1.2
5. O.タナック(ヒュンダイi20クーペWRC)2/3 +1.2
6. D.ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)3/3 +2.6
7. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC)3/3 +3.4
8. E.ラッピ(フォード・フィエスタWRC)2/4 +4.2
9. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)4/5 +4.8
10. O.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)3/3 +13.7
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】