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ERC、2021年からシリーズ適合となるラリー3規定を要約

©ERC / DPPI

FIAラリー部会は、3月上旬にジュネーブで開催されたワールドモータースポーツカウンシルで、ラリー3の技術規定の詳細を提示。2021年シリーズから適合となるERCが、その要約を発信した。

基本的に、ラリー4(旧R2)の4WD版となるラリー3は、グループNに代わるカテゴリーとして既に世界の各地域から注目を集めており、2WDからのステップアップを目指してキャリアを積むことを目指すドライバーから、ジェントルマンドライバーまで幅広い訴求力を持つのではと期待されている。

今回、ERCがまとめたラリー3規定の要点は下記の通り
・マニュファクチャラーは、2WDのボディシェルを4WD構造にコンバート
・コスト削減のために、フロントとリヤ(ウィッシュボーン、ダンパー、ブレーキキャリパーなど)は共通パーツ
・車幅は標準の量産車と同じ(ラリー2のように拡大はできない)
・ボディワークは標準タイプ(バンパーとフェンダーは現地のディーラーで購入可能)
・コスト削減のため燃料タンクはシンプルな形状で、車両の高い位置に配置
・エンジニアの負担を軽減するために、ギアボックスの比率は1セットのみ、ディファレンシャルの傾斜角は2つ
・公認は2021年1月1日から
・最低重量は1180kgに設定
・ターボリストリクターで210bhpに調整
・上限価格は10万ユーロ



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