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トラビス・パストラーナがWRX STIで復帰。スバル・モータースポーツUSAがARA参戦体制を発表

©subaru.com/rally

スバル・モータースポーツUSAは、2020年のアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)に参戦する体制を発表。トラビス・パストラーナが、ラリーにフル参戦しタイトルを狙う。過去、米国タイトルを5回獲得しているパストラーナだが、フル参戦は2017年以来だ。

「またスバルから参戦することができて、気持ちが高まっているよ!」とパストラーナ。
「ここ2年、フルタイムでラリーカーに乗って選手権を戦いたくて仕方がなかったし、スバルは、自分がラリーを始めたチームだ。そして、ブランドンをチームメイトに迎えることにも、とてもワクワクしている。彼は才能の宝庫だし、マシンの感触をつかんだら速くなることは間違いない。僕らの戦いは、素晴らしいものになると思うよ」

パストラーナが心待ちにするチームメイトは、カナダ出身の人気MTBライダーで近年はラリーにも積極的に参戦しているブランドン・セメナック。米国のラリーシリーズにフル参戦するのは、これが初めてとなる。
「今年は、ビッグチャレンジのシーズンになる」とセメナック。
「ここ数年、ラリーに参戦してきたが、STIはパフォーマンスの面で大きなステップアップになる。トラビスはSTIをよく知っているから、自分はまずは1戦に出てできる限り多くのことを学び、そしてペースを上げていく。マシンはドライビングが最高にエキサイティングだし、テストでは自信も高まった。ステージを走って、自分にどれだけの力があるのか、見るのが待ち切れないよ」

2020年のARAは、開幕戦スノードリフトラリーが1月24−25日に終了。現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、第2戦100エーカーウッドラリーと第3戦オリンパスラリーの延期が決まっており、第4戦オレゴントレイルラリー(5月29−31日)について新しい情報の発表が待たれている状況とのことだ。

一方、チームは7月、3年ぶりにマウントワシントン・ヒルクライムへの参戦を計画しており、予定どおりに開催されれば、これまで以上にパワフルなマシンで臨むとしている。



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