フォルクスワーゲンは、本日から9月25日にかけて開催されるフランクフルトモーターショーで新型WRカーのポロR WRCを展示すると発表した。モックアップではなく、実走テスト用車両がお披露目されるのは初めてのことだ。
既報のとおり、フォルクスワーゲンは2013年からのWRC本格参戦を睨んでおり、速ければ今年中にもテストを開始したい意向をもっている。
「今年の2月、我々はポロR WRCのコンセプトデザインを開始した。そして、2013年の本格参戦に向けた重要なステップ──初めての実走テストに供されるマシンを展示する。私は、フォルクスワーゲン・モータースポーツがこの短期間でマシンを造り上げたこと、そして、フランクフルトモーターショーで展示できることを喜ばしく思う」とフォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、クリス・ニッセンは語っている。
フォルクスワーゲン・モータースポーツは現在、グループ傘下であるシュコダのファビアS2000を使いWRCに参戦。実戦テストを繰り返し行なっている。これはマシン開発というよりも、若手ドライバーの育成や、チームのWRCへの習熟度向上を狙ってのもの。
WRCのサービスパークには、すでにロゴ入りトランスポーターが登場し、ワークスの雰囲気と存在感を前面に押し出している。