オーストラリアのデイ3も残すところあと3本。午前のループを走るステージで、最終SS26はパワーステージともなっている。
すでにフォードはミッコ・ヒルボネンを前に出す作戦を決定済み。午前を終えてトップのヤリ-マティ・ラトバラはこの午後のステージで徐々にスローダウンし、SS24はベストタイムのヒルボネンから6.3秒遅れの6番手タイム、SS25はヒルボネンから28.5秒遅れでヒルボネンにトップを譲るかたちとなった。
この作戦のキーマンとも言えたペター・ソルベルグは結局差を縮められず。総合3位でポディウムの一角をつかみとった。
4位はマシュー・ウィルソン、5位はハリ・アル-カシミ、そして6位にはPWRCトップのヘイデン・パッドンが入った。
なお、10位でポイント獲得圏内にいたセバスチャン・オジエは、「チームにローブを前に行かせるようにと言われたんだ。これはチームオーダーであり、僕はそれを尊重するよ」とSS25で大幅に10分以上をロス。これによりデイ1でリタイアを喫したローブが10位に入り、パワーステージも制して4ポイントを獲得した。
【SS26後暫定総合】
1:M.ヒルボネン 3:35:59.0
2:J.ラトバラ +14.7
3:P.ソルベルグ +44.8
4:M.ウィルソン +8:45.2
5:K.アル-カシミ +12:33.3
6:H.パッドン +17.29.3