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ワールドモータースポーツカウンシル、新規定WRカーのハイブリッド供給業者を決定

©FIA

新型コロナウイルス・COVID-19の世界流行が急速に広がっている状況を受け、FIAのワールドモータースポーツカウンシルは電子投票を行い、より迅速な対応を行えるようにするための規定変更を承認したことを3月31日に発表した。

FIAは何週間も、FIAタイトルのかかった選手権やカップを含め国際カレンダーに登録している競技イベントの延期やキャンセルの申請が相次ぐ状況に直面してきている。こうした申請を、FIAが規定に従って遅れを生じさせることなく処理できるようにするために、ワールドモータースポーツカウンシルは、FIA規則第16条4及び16条10に従いFIA総裁に権限を委任、2020シーズンの国際イベントの運営に関して緊急を要すると思われる決定を行うことを認めた。

FIA総裁の決定は、スポーツ副総裁、スポーツ事務局長、当該スポーツコミッションの総裁とそれが適用できるかどうかの協議を経て下される。
モータースポーツ全般に関する変更に加え、ワールドカウンシルは各選手権のレギュレーションに関しても変更を承認した。

WRCに関しては、2019年12月19日、2022‐2024シーズンのWRCに新規定ラリー1車両(現WRカー)のハイブリッドパーツを供給する単独サプライヤーの候補者を募集していたが、単独サプライヤーとしてコンパクト・ダイナミクス(Compact Dynamics)を指名することを承認した。さらに、ラリー1エンジンの技術規定の規定は、コストと開発の削減の観点から現行と同じベースエンジンを維持する。



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