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ピレリ、イタリアでCOVID-19対策のボランティア活動を実施

©ERC

ERCは、ERC3ジュニアの公式タイヤサプライヤーであるピレリが、新型コロナウイルス・COVID-19の対応に追われるイタリアでボランティア活動を行っていることを伝えた。

ピレリがグローバルヘッドクオーターを置くイタリアのミラノは、同国内でも最も感染の激しい地域のロンバルディアとも近い。ピレリは社内で活動を行うほか、人工呼吸器、マスク、保護服など治療や治療業務に欠かせない医療機材を提供したという。また、歴史の長いピレリ・カレンダーの製作を中止し(同社の歴史上、2回目)、費用を使う代わりに10万ユーロをCOVID-19対策活動に寄付。ピレリと関連スタッフからの支援総額は、100万ユーロを超える額に相当するという。

従業員も、様々なかたちでボランティア活動に従事しているという。ピレリのF1/カーレースのヘッド、マリオ・イゾラは救急車のドライバーとして活動。しかし、イゾラがこうした活動を行うのは今回の件に限ったことではなく、スケジュールの合間に趣味でラリーマシンをドライブするのと同じようにこれまでも30年間、救急車を運転しているのだという。

「モータースポーツは今、活動を中止しているかもしれないが、ピレリではこれまで以上に必死に取り組んでいる」とイゾラ。
「自分たちの通常の業務だけでなく、我々みんなが直面している危機を乗り越えるための活動においてもだ。自分的には、ボランティアで救急車のステアリングを握ったり、自分ができる助けを行うことは、普段からやっていること。コロナウイルスは、いつもの病気のように防ぐことはできない。だから、みんなが何らかの形でボランティアを行うことが、これまで以上に重要になっている。そして、自分は自分ができる時間はすべて、救急車のドライバーを務めていく」



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