WRCプロモーターは今月、世界中のラリーファンからのネット投票により、史上最も偉大なWRCドライバーを決定するトーナメントを開催する。ドライバーを2人ずつ組み合わせた対決に、WRCファンと専門ジャーナリストからの投票で勝負をつける。
1979年にWRCドライバーズタイトルが創設されて以来、誕生してきた18人のチャンピオンに加え、パフォーマンスに秀でた2名をワイルドカードでエントリー、計20人のドライバーがノミネートされている。
投票先を決める「最も偉大」の定義は、人によって様々だろう。世界タイトルを獲得した数、あるいはラリーの勝利数、さらには純粋な速さ、勇敢さ、戦略に長けた能力、メカニカルに精通したスキル、あるいはその総合力とも言えるかもしれない。
決定はトーナメント方式。毎日、各対決の投票がWRCの公式サイトで行われ、ファンはいずれか好きなドライバーに投票する。決定は、ファンによる投票で40%、残りの60%は専門のラリージャーナリスト6人に10%ずつの持ち分が与えられる。20人のドライバーは、タイトル獲得数、ラリー勝利数、ポディウム獲得数をベースにランキング。下位8人は予選ラウンドを行い、うち4人と上位12人でトーナメントを行う。8回のラウンドの各勝者が準々決勝に進み、準決勝、そして決勝の末に「最も偉大なWRCドライバー」が決定する。
ノミネートドライバーのランキング
1. セバスチャン・ローブ
2. セバスチャン・オジエ
3. トミ・マキネン
4. ユハ・カンクネン
5. マーカス・グロンホルム
6. カルロス・サインツ
7. ミキ・ビアジオン
8. バルター・ロール
9. コリン・マクレー
10. ディディエ・オリオール
11. ハンヌ・ミッコラ
12. ビヨルン・ワルデガルド
13. ペター・ソルベルグ
14. オィット・タナック
15. スティグ・ブロンクビスト
16. ティモ・サロネン
17. アリ・バタネン
18. リチャード・バーンズ
19. マルク・アレン
20. ヤリ‐マティ・ラトバラ
投票を行う専門ラリージャーナリストは次のとおり
ジュリアン・ポーター(WRCコメンテーター、TVキャスター)
マルコ・ジョルド (イタリア、Autosprint)
ライナー・クーン(ドイツ、Motorsport aktuell)
デイビッド・エバンス(米国、DirtFish)
ロイック・ロッチ(フランス、AUTOhebdo)
ホセ-マニュエル・ゴンザレス(スペイン、WRC+ All Liveコメンテーター)
投票は、4月6日(月)に下位8人の予選から始まり、 まずはトーナメントに進出する4人を決定する下記の対決投票が行われる。
ペター・ソルベルグ vs ヤリ‐マティ・ラトバラ
オィット・タナック vs マルク・アレン
スティグ・ブロンクビスト vs アリ・バタネン
ティモ・サロネン vs リチャード・バーンズ
勝者は翌日発表され、4月8日(水)からのトーナメントに進出する。毎日、1対決ずつ投票が行われ、結果は、各日の対決完了時に発表される。毎日の対決投票と同様、ファンはWRCの公式Facebookページのメッセンジャー での結果予想にも参加できる。結果が当たっていれば、ピレリ提供の賞品と、WRC+の1年間の視聴が贈られる。
WRC公式サイト
https://www.wrc.com/en/
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