第10戦オーストラリア、SS6から始まったデイ1の後半は荒れた展開となった。12台参戦していたWRカーのうち半分がリタイアを喫してしまったのだ。
SS6の23.6km地点でオジエはコースサイドの木に激突し万事休す。代わってトップに立ったのはフォードのミッコ・ヒルボネン。
「信じられないくらい滑りやすいステージだった。ブレーキングもまるで氷の上みたいだったよ。スピンしてコースアウトしたけど、ラッキーにも戻ることができた」とヒルボネン。
続くSS7では4番手まで浮上していたフォードのエフゲニー・ノビコフが岩をヒットしてリタイア。さらにMINIのダニエル・オリベイラはラジエター破損、シトロエンのピーター・バン‐メルクシュタインは2本のパンクに見舞われ、戦線離脱を余儀なくされた。
これですでにリタイアしていたローブとケン・ブロックを合わせると6台がリタイアしてしまったことになる。とりわけローブとオジエのダメージが気になるところだが、現時点で発表はない。
デイ2は10日土曜日、8時33分(日本時間7時33分)からSS11がスタートする。
【SS10後暫定総合】
1:M.ヒルボネン 1:17:11.2
2:J.ラトバラ +7.0
3:P.ソルベルグ +44.3
4:H.ソルベルグ +2:26.9
5:M.ウィルソン +3:03.1
6:K.アル‐カシミ +4:47.3