ラリージャパンは4月15日付けで競技者向けのラリー概要案内を発表し、主要スケジュールやSS距離などを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の影響がどこまでおよぶかはっきりしない現状では、あくまでも現時点で、という但し書きがつくことは想像に難くないが、その準備は着実に進行しつつある。
また、この案内は競技者向けのため、チケットの販売等に関しては触れていない。スペクテイターステージで明記されているのは、岡崎中央総合公園とモリコロパークの2カ所であり、その他については調整中と思われる。この点については新たな情報が入り次第、追ってお伝えする。
リリースによれば、ラリー概要は以下のとおり。
<ラリージャパン概要>
ヘッドクオーター:モリコロパーク
SS総本数:19
SS総距離:〜310km
ラリー総距離:〜1,050km
路面:ターマック
スペクテイターステージ:
土曜日:岡崎中央総合公園(2本)、モリコロパーク(1本)
日曜日:モリコロパーク(2本)
<主要スケジュール>※抜粋
7月16日(木)ラリーガイド1発行
9月16日(水)特別規則書発行/エントリー開始
10月20日(火)エントリー締切
10月22日(木)ラリーガイド2発行
11月14日(土)サービスパークオープン(プライオリティチーム)
11月16日(月)サービスパークオープン(全競技者)/ラリーオフィスオープン
11月17日(火)レッキ①
11月18日(水)レッキ②/公式車両検査およびシーリング
11月19日(木)シェイクダウン/ラリーショー/セレモニアルスタート
11月20日(金)競技1日目
11月21日(土)競技2日目
11月22日(日)競技3日目/パワーステージ/ポディウムセレモニー&表彰式
また、エントリー要件については下記とされている。
・2020年FIA WRC競技規則第12条4項に適合した車両であること。
※編集部注:RC1(WRカー)〜RC5(旧R1を含む)、およびRGTを指す。
・JAF規定に適合し、第12条3項に則ってFIAに提議された車両であること。
※編集部注:WRC競技規則第12条3項は、『主催国のASNによって公認あるいは承認された車両は、特別規則書に規定されていればWRC競技会に参加することができるが、選手権のポイント獲得対象とはならない』とするもの。オーガナイザーは、事前に承認のためFIAに車両リストを提案しなければならない。
いずれの場合も2020年FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項第253条に記された安全基準(ロールケージ、安全燃料タンク、キルスイッチの装着等)を完全に満たしていること、さらに同規則で規定された条項や手続き(バーコードタイヤ、燃料、2020 FIA WRC規則など)を遵守していること、とされている。