全日本ラリー選手権第6戦洞爺に挑んだ牟田周平/星野元組。プロトンサトリアネオでは4回目の国内戦実戦となる。
今季ここまで、同クラスながら大排気量のライバル勢に後塵を拝してきたプロトンサトリアネオ勢だが、ステージ距離が長く荒れたコンディションでは持ち前の耐久性と信頼性を存分に発揮。上位のトラブルもあったが、デイ1を終えた段階でクラス2番手につける。
続くデイ2もサトリアネオはノートラブル。4WDマシンでもパワステやターボ、エンジンなどのトラブルが続出する状況下で走り切ってみせた。
終盤は、クラス首位につけていたブーンまでもが脱落し、最終SSは牟田と、サテライトチームであるクスコジュニアラリーチームの明治慎太郎のサトリアネオと一騎打ちに。サトリアネオの全日本初優勝は僅差で明治に譲ったものの、牟田も2位でのフィニッシュを果たし、プロトンサトリアネオがデビューイヤーで早くも達成した初優勝に、1-2フィニッシュで華を添えた。