オーストラリアラリー選手権は9月にキャンベラで開幕、全4戦で開催 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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オーストラリアラリー選手権は9月にキャンベラで開幕、全4戦で開催

©Motorsport Australia

モータースポーツ・オーストラリアは5月25日、2020年のオーストラリア国内ラリー選手権を全4戦で開催する暫定カレンダーを発表した。年初に新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが発生したことから多くのイベントが延期を強いられてきたが、暫定カレンダーを発表したことで国内戦レベルのラリー再開の見通しが立ったこと、それに合わせて地方選手権などオーストラリア各地での選手権に関しても今後の計画が立てやすくなる。

この暫定カレンダーによれば、2020シーズンは9月26‐27日、首都キャンベラでのナショナル・キャピタルラリーで開幕する。

Motorsport Australia

モータースポーツ・オーストラリアのCEO、ユーゲン・アロッカは、この暫定カレンダーを策定するために、各イベント主催者と一丸となって取り組んだことを明かした。
「オーストラリアでは、まだ制限がどのように続くか不透明の部分もあるが、今後も変化は続いていくし、年の後半はポジティブになりそうだ」とアロッカ。
「この全4戦のカレンダーでは、一戦でも参戦できるチャンスを参戦者に与えることで、開幕がかなり遅れながらも、まずまず納得できる選手権になる。例年よりも各戦の移動が少ないので、短い期間に連戦でき、関係者も参加しやすい」

「現状、開幕の時期として9月は現実的だと考えているが、なんらかの理由でCOVID-19の状況や政府による制限によって開催ができなくなった場合、当然我々も、関係者全員の安全を確実に守るためにさらに変更を行っていく」

なお、観客がイベントに参加できるかという点について明確にするのは時期尚早とし、地元自治体や州政府と連携して競技再開へのガイドラインを策定していくとしている。

一方で、2020年に開催が予定されていたもののCOVID-19の影響で今季の開催を見送ることになったのは、ビクトリア州と西オーストラリアの2ラウンド。特にビクトリア州のユーレカラリーは、APRCも併催となっていた。イベント主催者のアンドリュー・ローズマンは「修正された2020カレンダーとして自分たちのイベントが開催できないことは本当に残念だが、新しいイベントを立て直して2021年に選手権に復帰することを楽しみにしている」と語っている。また、第3戦のラリータスマニアもAPRCカレンダーに含まれているが、当初の6月から開催日を11月に変更している。

現状の2020年オーストラリアラリー選手権開催日程は次のとおり。
第1戦 : ナショナル・キャピタリラリー(9月26-27日)
第2戦 : アデレード・ヒルズラリー(10月17-18日)
第3戦 : ラリータスマニア(11月7-8日)
第4戦 : ニューサウスウェールズ州(開催地未定、11月28-29日)



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