シトロエンと2年間の契約延長を発表したセバスチャン・ローブだが、フォルクスワーゲンからもオファーがあったことを明かしている。
「自分の進退について考えている時、フォルクスワーゲンからのオファーはあった。カルロス・サインツからもコンタクトがあった。彼とはシトロエンでチームメイトだったから、よく知った間柄だ。
マシン開発に際して、彼らにはテストの制限という規制はかからない。もしVWに加入すれば、来年はあらゆる路面でテストが行なわれることだろう。コンペティションの楽しさとは無縁のところでだけどね。新しい環境で、新しいマニュファクチャラーとともに、新しいマシンを開発し勝利を目指す……。確かにそれは魅力的で、非常にチャレンジングなことだ。
だけど、僕はこれまで色々なことを学び、進化し、数多くの勝利を収めてきた。シトロエンとともにね。移籍することで、チームスタッフや応援してくれてきたファンたちをがっかりさせたくなかったというのもある。これまでに築き上げたチーム、エンジニア、メカニックたちとの関係を白紙に戻すという選択肢はなかったんだ」
また、別のカテゴリーという選択肢についても語っている。
「でも、DTMはちょっといいなと思った。カッコいいだけでなく、パワフルだし。他にも色々心引かれるものはあったけど、ひとまずは全部後まわしだね」