ラリークロスシリーズのラリーXノルディックシリーズの一戦であるオールスターマジックウイークエンドは、7月5日にスウェーデンのヘリェスで最終日を迎え、第2戦目のファイナルでは世界ラリークロス選手権で連覇経験を持つヨハン・クリストファーソンが勝利を飾った。
クリストファーソンは4日土曜日に行われたふたつの予選セッションでは、リビルトした2016年のフォルクスワーゲン・ポロからベストのペースが出せず、まずまずの走りとなっていた。しかし日曜日になると、ラリークロスの参戦は20カ月ぶりとは思えない衝撃的な強さを見せ、母国で優勝を飾った。
2019年のラリーXノルディック王者のロビン・ラールソンが2位に食い込み、このシリーズでタイトル経験もあるオリバー・ソルベルグもポディウムに上がった。
「またラリークロスを走ることができて、とてもうれしいよ!」とクリストファーソン。
「勝てそうな予感はあったけれど、純粋なペースに不安はあった。超コンペティティブな雰囲気、すべてを分析する緊張感、後ろとの差が離れた時に雨の中で違うラインを試してみる、そんな感じが戻ってきて、最高だった」
「(ウエットとなった)ファイナルの滑り出しはとてもよかった。ポロはウエットでも立ち上がりがしやすくて、クラッチとアクセルでコントロールする。後続のマシンに水しぶきをかけるようにしたから、みんな何も見えなかったと思うよ。計画どおりだ! そこからは最初のラップで、ミスをしないようにしながら少しハードにプッシュして、あとはマージンを維持しながらラップを消化することに専念した。事前にこのマシンをドライブする機会があまりなかったから、ハンドリングや動きがすごくよかったし、何よりもトラブルがなくてよかった。本当にうれしいよ」
また、レジェンド招待クラスでは、元WRCチャンピオンのマーカス・グロンホルム(ヒュンダイi20)が優勝、 ヘニング・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロ)が2位に入った。
ラリーXノルディック
ヘリェス(第2戦目)スーパーカー部門ファイナル結果
1. ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ) 4:16.390
2. ロビン・ラールソン(アウディS1) +4.677
3. オリバー・ソルベルグ(シトロエンDS3) +10.407
4. オリバー・エリクソン(フォード・フィエスタ) +11.634
5. トーマス・ブラインテッソン(フォルクスワーゲン・ポロ) +13.500s
6. フレーザー・マッコネル(フォード・フィエスタ) +18.230