APRC第4戦インターナショナルラリーオブワンガレイは7月17日、最終日となるデイ2の競技が行なわれ、クリス・アトキンソン(プロトン・サトリアネオS2000)が安定した強さを見せて今季3勝目を獲得するとともに、併催のパシフィックタイトルを決めた。
APRC単独の2位にはチームメイトのアリスター・マクレーが入り、プロトンモータースの1-2フィニッシュとなった。また2WD部門では、プロトンクスコラリーチームのカラムジット・シン、番場彬(ともにプロトンサトリアネオ、グループN仕様)が1-2フィニッシュ。さらに番場は、1戦を残して初代ジュニアカップタイトルも確定させた。
イベントの総合順位争いでは、アトキンソンとベストタイム合戦を繰り広げたヘイデン・パッドン(スバル・インプレッサWRX STI)が+12.4秒にまで迫っての総合2位に入り、併催のNZ国内選手権を制した。
日差しと雨、霧が入り乱れる複雑な天候で路面コンディションも荒れるなか、リタイアも続出した。田口勝彦(三菱ランサーエボリューションX)は4位走行中のSS13でコースアウト。チームメイトのガウラブ・ギルも同じSSでメカニカルトラブルでリタイアとなり、チームMRFにとっては悔しい結果となった。
デイ1でリタイアし、この日を再スタートしたペルタミナクスコレーシングのリファット・サンガー(三菱ランサーエボリューションX)は、安定したタイムでデイ2単独のリザルトで3位に入り、貴重なボーナスポイントを獲得した。
次戦、APRC第5戦「ラリー北海道」は、9月30日〜10月2日、北海道帯広市を拠点に開催される。