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2021年のWRC参戦継続に向けて交渉中のオジエ、ラリー関係者は大歓迎

©Toyota Gazoo Racing WRT

セバスチャン・オジエが2021年もWRCへの参戦継続を希望して交渉を開始、ラリー界の関係者が歓迎していることをwrc.comが伝えている。

2018年までWRCを6連覇したオジエは、2020年いっぱいで現役を引退する予定にしていた。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染流行によりシーズンが縮小したことで現役の最後のシーズンとしては望ましい形ではなくなったことから、TOYOTA GAZOO Racing WRTとの契約更改に向けて話し合いを始めると語っていた。

「今年は事情が入り組んでしまったので、もう1シーズンやろうと思っている。今の契約は1年だけだが、チームとの話し合いを始めた」とオジエ。

公式な発表はまだ行われていないが、トヨタのチーム代表であるトミ・マキネンはこれまでにも、現在ドライバーズ選手権で首位に立っているオジエに2021年もヤリスに乗り続けてもらいたいと希望していることを明らかにしている。

オジエが以前所属していたMスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは、オジエがWRCに留まれば、ベンチマークとしての存在であり続けるだろうと語ったという。

「ラリー界には、セブのようなドライバーが必要だ」とミルナー。
「彼はベンチマークとなるパフォーマー。彼のようなドライバーを上まわるリザルトが出せたら、正真正銘、実力がついたのだと手応えを感じられる。同時に、ラリーのためにもトップドライバーはできる限り多い方がいい。ほんの数人が上位を独占するような状況には、なってもらいたくない」

「我々は彼と2年間、一緒に活動をしたが、その期間にたくさんの成功を収めた。とてもいいヤツだし、WRCには彼やジュリアン(イングラシア、コ・ドライバー)のような人物が必要だ」

M-SPORT

オジエに続いての選手権2位で終えるシーズンを4回経験しているヒュンダイ・モータースポーツのティエリー・ヌービルも、同じ心情を明かす。
「選手権のためにも彼のためにも、間違いなくいいことだ」とヌービル。
「継続するのはいい決断だと思う。誰もが、このようなシーズンでキャリアに終止符を打ちたくはない。僕らにはセブのようなドライバーが必要だ。選手権のためにも、とてもポジティブなニュースだよ」

@World / Red Bull Content Pool



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