タナック、ヌービルがWRカーで参戦するラリーアルバに162台が出走 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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タナック、ヌービルがWRカーで参戦するラリーアルバに162台が出走

©RALLY di ALBA

ヒュンダイがWRカーを走らせるイタリアのトリノで7月31日‐8月2日に開催されるラリーアルバ(ターマック)に、12カ国から162台のエントリーが集まっている。

このイベントでは、ヒュンダイからティエリー・ヌービルとオィット・タナックに加え、ジュニアチームのピエール・ルイ・ルーベ、イタリア王者のルカ・ペデルソリがヒュンダイi20クーペWRCをドライブするほか、ダニ・ソルドとヤリ・フッツネンもi20 R5で参戦する。

一方、イタリアラリー選手権WRCとして開催されるこのイベントには第1ゾーンラリーカップのタイトルもかかるほか、スズキ・ラリーカップ、Rイタリアントロフィー2020、ルノー・トロフィー “Corri con Clio N3″のプロモーショナルイベントと複数イベントが併催されている。

開幕に先駆けて、カステッロ広場ではプレスカンファレンスが行われ、ヒュンダイ勢のドライバーが登場した。
ヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表、アンドレア・アダモはイタリア出身。
「今は仕事でドイツ在住なので、イタリアに帰ってくるのは感慨深いということは否定はしないよ」と語る。
「複数をまとめてひとつのイベントとして開催するアイデアは、このような時期には本当に頼もしい存在になる」と興奮を隠し切れないようだ。

一方、WRカーでの実戦はメキシコ以来となるヌービルは「今回はマシンの作業を行う。テクニカル的な面では、とても興味深いラリー。今年は、僕らはコンストラクターズタイトルを防衛しなくてはならないからね」とコメント。現WRCドライバーズチャンピオンのタナックも「シーズンが中断していたので、作業に戻らなくてはならない。休暇が長かったので、ラリーマシンのフィーリングやペースを取り戻すことが待ち切れない」と語った。

前週はローマで開催されたERC開幕戦の併催イベントで優勝を飾ったソルドは「ローマでのドライブで、やっとマシンに戻ることができた。R5での参戦だが、ここの道を参戦するいい機会になる」

一方でこのイベントは公開はされず、サービスパークやスタート/フィニッシュセレモニーなども含め、競技中、開催エリアに入ることができるのは作業に従事するスタッフのみ。メディア関係者も人数を制限している。ルートは3SSを3回ループする9SSという構成だがステージに観戦エリアは設けず、テレビやweb、SNSを通じてのライブで競技の模様を伝えるとしている。



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