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【速報】全日本ラリー丹後:奴田原文雄とのシーソーバトルを制した鎌田卓麻が4.7秒差で首位

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全日本ラリー選手権第5戦「NISSINラリー丹後」の初日は、8月1日(土)に6カ所のスペシャルステージを走行し、鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)が、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)に4.7秒差をつけてトップに立った。1分19秒9差の3番手には新井敏弘/田中直哉(スバル)がつけている。

3月に行われた第2戦新城ラリー以来、4カ月半ぶりの全日本イベントとなる丹後の初日は、ふたつのSSを3回走行する6SS、67.53km。オープニングSSを制した鎌田がトップに立つ。SS2は奴田原がベストで0.5秒差ながらも首位を奪取するが、SS3は鎌田が獲り返し、再度首位に浮上する。SS4とSS6は奴田原、SS5は鎌田、ふたりが交互にベストを獲り合う展開となり、最終的に奴田原に4.7秒差をつけた鎌田が初日を首位でまとめた。

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「僕の得意なステージと奴田原選手の得意なステージがあって、一進一退になりましたね。お互いにあれ以上のタイムは出ないという、限界まで攻めたうえでの結果です。自分の走りには満足しています。接戦とはいえ、ちょっとずつ離しているのでこのままいきたいです」と、鎌田は笑顔で振り返った。

一方、鎌田と同じ3回のベストタイムを手にしながら2番手につける奴田原は「4.7秒差ですか……。Tsunotsuki(SS1/SS3/SS5)が何回走っても、どうしてもかなわないんですよね。これ以上タイムを上げようがないからなぁ。明日はどうするか、作戦を考えてみます」と、悔しさをのぞかせる。

序盤3番手につけていた勝田範彦は、SS5でボールジョイントを破損してストップし、明日の再出走にまわる見込み。新井敏弘が3番手に浮上するが、首位争いから1分以上遅れており、「まったくクルマのセットアップが合っていない」と、不完全燃焼の表情で振り返った。

新井敏弘同様にペースの上がらない新井大輝/小坂典嵩(スバル)は、1分24秒4差の4番手。2分27秒4差の5番手には柳澤宏至/保井隆宏(スバル)がつける。JN2クラスは上原淳/漆戸あゆみ(ホンダ・シビック・タイプR)が、石井宏尚/寺田昌弘(レクサスRC F)に5.3秒差をつけてトップを走行している。

NISSINラリー丹後 レグ1終了時点結果
1. 鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI) 52:25.4
2. 奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX) +4.7
3. 新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI) +1:19.9
4. 新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI) +1:24.4
5. 柳澤宏至/保井隆宏(スバルWRX STI) +2:27.4
6. 上原淳/漆戸あゆみ(ホンダ・シビック・タイプRユーロ) +2:30.5

8. 福永修/齊田美早子(トヨタ86) +2:47.7
12. 高橋悟志/立久井和子(スズキ・スイフトスポーツ) +3:06.2
19. 天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ) +3:59.1
32. 明治慎太郎/里中謙太(トヨタ・ヴィッツCVT) +9:09.2



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