2020年WRC第4戦ラリーエストニア(グラベル)は9月4日、アビサーレ(6.23km)のステージでシェイクダウンが行われ、地元エストニア出身で2019年のドライバーズチャンピオン、オィット・タナック(ヒュンダイ)がトップタイムをマーク。2番手のセバスチャン・オジエ(トヨタ)のタイムに1.4秒差をつけ、優勝候補筆頭として迎えた母国初のWRCで順調な滑り出しを見せた。
オジエに0.1秒差の3番手はエサペッカ・ラッピ(フォード)、さらに0.1秒差の4番手にトヨタの若手カッレ・ロバンペラが続いている。
2月のスウェーデン以来となるWRCに臨む日本の勝田貴元(トヨタ)は、シェイクダウンを3回走行。2回目にマークした3:00.0が自己ベストタイムとなった。
Mスポーツ・フォードのテーム・スニネンは、4回目の走行でコースオフ。右フロントにダメージを負ってステージ戻ることができなくなったが、クルーにケガはない模様だ。
ラリーはこの後、SS1のタルトゥ(1.28km)が日本時間の9月5日1時08分にスタートする。
WRCエストニア シェイクダウン結果(トップ10)
1. O.タナック(ヒュンダイi20クーペWRC)3/3 2:56.8
2. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)4/4 +1.4
3. E.ラッピ(フォード・フィエスタWRC)5/5 +1.5
4. K.ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)3/3 +1.6
5. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)3/3 +1.8
6. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)2/4 +2.4
7. C.ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)2/3 +2.6
8. 勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)2/3 +3.2
9. P.ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)3/4 +3.4
10. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC)3/4 +3.9
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】