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2020シーズン大躍進のオリバー、父ペターは「今季のERCを全うさせたい」

©ERC / Thomas Fenetre / DPPI

新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックによるシーズンブレイクから、国際ラリーが順次再開を迎えて以来、ERCリエパヤ戦総合優勝、WRCエストニアではWRC3部門優勝と快進撃を見せているオリバー・ソルベルグ。父である2003年のWRCチャンピオン、ペター・ソルベルグは、オリバーが今季のERCを戦い切ることを願っている。

ERCリエパヤでの優勝により、タイトル争いでは2018年王者のアレクセイ・ルキヤナクに4ポイント差の2番手に浮上したオリバー。ERC1ジュニア(28歳以下対象)部門では首位を維持している。第3戦アゾレスにも参戦を予定していたが、開催がキャンセルになったことでERC参戦プログラムの行方が不透明となってきた。

しかしその後、代替としてラリーファフェ・モンテロンゴがカレンダーに加わることになると、ペターは参戦プランはこのまま継続だと明かした。
「できる限り、ドライブさせてあげたい」とペター。
「選手権争いもいい流れだと思う。オリバーはターマックの経験が多くないので、ERCタイトルを獲るのは少し厳しいかもしれないが、ERC1ジュニアはもちろん現実的に狙えると思う。

ERCはテレビ露出も充実しているので、若手にとっては知名度を上げるためにも有効でいい広報になる。若手は注目を集めなくてはならないし、ERCはスポンサーを集めるためにも絶好の場だ。もちろん、オリバーの夢はもっとWRCに参戦することだが、ERCの参戦はオリバーにとってもいい経験になっているし、スポンサーも満足してくれている。それが一番のポイントだ」
(Graham Lister)



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