目下ランキングトップを激走するセバスチャン・ローブが、2011年シーズンの折り返しとなる第7戦アクロポリスの印象を語っている。
「アクロポリスはもちろんタフだし骨の折れるイベントであるけれど、全体的に好きなラリーと言えるだろう。
道はどんどん掘れてしまって大きな轍ができていく。先頭走者から1/3の台数くらいはいいかもしれないけれど、後半になるに従ってつらくなるだろうね。2ループ目は自分のラインで走ることも難しいくらいだ。
それに、たくさんのマシンが走った後は、ペースノートになかった岩や大きな石がほじくり返されて路面に顔を出していることもある。コイツらには気をつけないとリタイアに追い込まれるから、信頼性の高いマシンと慎重なドライブはギリシャにおいては特に重要だね」
ローブは2009年のアクロポリスで大クラッシュを演じ、デイ2で戦線離脱を喫している。09年シーズンはその後ミッコ・ヒルボネンに4連勝されるなど調子を崩す場面もあっただけに、ローブとしても抑えておきたいラリーと言えるだろう。今大会の走りぶりに注目だ。