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ERCファフェ・モンテロンゴ事前情報:シリーズ初開催のオールターマック戦

©RALLY FAFE MONTELONGO

ERCは今週末、2020年第3戦をポルトガルのラリーファフェ・モンテロンゴ(10月2〜4日、ターマック)で迎える。

開幕背のラリーディローマ・キャピターレ、第2戦のラリーリエパヤがERCの常連勢にはおなじみのイベントであったのに対し、ポルトガル北部で開催されるラリーファフェ・モンテロンゴは、ERCのコンテンダーには未知のエリアとなる。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響を受けて大きく再編成を余儀なくされた今季のカレンダーに新たに加わったこのイベントには、多くのシリーズ常連ドライバーもステージ経験がない状態で挑まなくてはならない。

タイトル争いでは、首位に立つ2018年チャンピオンのアレクセイ・ルキヤナクと、今週19回目の誕生日を迎えたばかりのオリバー・ソルベルグとの差はわずか4ポイントとなっており、エキサイティングなバトルが期待される。さらに、国際舞台で活躍するクレイグ・ブリーン、マリヤン・グリエベル、ノルベルト・ヘルツィグもエントリーするほか、若手成長株のエリック・カイス、カラム・デバイン、エミル・リンドホルム、グレゴワール・ミュンスターなども、経験値ではイコールコンディションの今戦での躍進を果たしたいところだ。

ファフェ地方のオールターマックステージを使用するラリーファフェ・モンテロンゴは、ポルトガル・クラシックラリー選手権、北部ラリー選手権が併催。高速でリズミカルなセクションやタイトヘアピンがミックスされる。

イベントは、WRCのポルトガル戦の舞台ともなってきたことからラリー文化が根付く街、ファフェが拠点となる。ルートは、3日と4日にそれぞれ3SSを3ループする9SSの構成で、全18SSの総ステージ走行距離は181.44kmとなっている。

このイベントでは、既報のとおり新型アルピーヌA110 RGTが国際格式ラリーのデビュー。フランスのシャゼル・テクノロジー・クルスから、ゼリンド・メレガリがERC2部門にエントリーしている。

一方、チームMRFタイヤからは、クレイグ・ブリーンがヒュンダイi20 R5で、エミル・リンドホルムがシュコダ・ファビア・ラリー2 Evoでエントリー。ブリーンは、WRC最終戦イープルにi20クーペWRCで参戦することが発表されたばかりだ。



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