ERC第3戦ラリーファフェ・モンテロンゴ(ポルトガル、ターマック)は10月3日、競技走行がスタート。シェイクダウン2回目の走行でクラッシュし、マシンに激しいダメージを負ったオリバー・ソルベルグは、ペターとパニラのソルベルグ夫妻も作業に加わり、13時間にわたるリペアの末、無事にラリーをスタートしている。
「メカニックたちは、本当に素晴らしい仕事をしてくれた」と語るソルベルグは、ERC1選手権では首位に立ってこのファフェを迎えている。
「みんな、ひと晩中かかって作業をしてくれたが、みんなならやってくれると分かっていた。彼らは世界で最高のスタッフだ」
ラリーは、ウエットとドライがミックスのトリッキーなコンディションとなっているが、ソルベルグは最初の3SSをすべてセカンドベストタイムで揃え、首位のアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3 R5)に3.2秒差の総合2番手につけていたが、その後、ルキヤナクにSS2でのジャンプスタートによる10秒のペナルティが与えられたため、SS3終了時点で暫定首位に浮上している。
一方、シェイクダウンでトップタイムをマークしたエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)はSS3でコースオフ。クルーは無事であると伝えられている。