ミックスサーフェイスとして開催されているWRC第6戦アルゼンチン。デイ1が終わり、午前中のセクションで好調だったラトバラがSS5でもベストタイムを出し、トップをキープした。
午前中のセクションを終え、サービスインのタイムコントロールで早着というミスを犯したローブは1分のペナルティを科され、4番手から5番手にドロップ。「とにかくプッシュするしかない」とローブ。この日最後のSS7で渾身のトップタイムをたたき出し、ヒルボネンとの差を詰めた。とはいえ、前走者ヒルボネンとの差は46.8秒。条件のよくなる後方の出走順でデイ2以降の巻き返しを計る。
そのヒルボネンはSS7で完全にタイヤが摩耗。「もうグラベルでもターマックでもどうしようもない。まるでラバーが残ってない感じがする」と、SS7で大きくタイムロスするかたちとなった。
トップから18.2秒差の2番手につけるソルベルグは「いい1日だった。ターマックでの攻め方が少しつかみづらかったけど、SS6ではトップを獲れたから、この調子でがんばるよ」と、明日以降の希望を語る。先頭走者で追われる立場となるラトバラだが、「ターマックセクションは楽しかった。このペースで明日も首位を守りたいと思う」と前向きなコメントを残している。
デイ2の舞台は8SS、159.66km。最終日となるデイ3には48.21kmという超ロングステージが待ち受けているだけに、各ドライバーの戦いぶりに注目したい。
Argentina【SS7後 総合順位】
1:J.ラトバラ 1:48:59.7
2:P.ソルベルグ +18.2
3:S.オジエ +28.8
4:M.ヒルボネン +43.5
5:S.ローブ +1:30.3
6:M.オストベルグ +2:55.2