第6戦アルゼンチン/オープニングのSS1が終了 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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第6戦アルゼンチン/オープニングのSS1が終了

 

 2009年以来2年ぶりとなるWRCラリーアルゼンチンは、前回と変わらずコルドバ郊外のビラ・カルロスパスをホストタウンに選んだ。サービスパークは湖のほとりに置かれ、カルロスパスの周辺に点在する3つの谷が戦いの舞台となる。
 2011年大会は全ステージの約20%がターマック路面となる、ミックスサーフェイスラリーとして開催されることになった。ただし、タイヤも足まわりもすべてグラベル仕様で挑まなければならない。

 5月のアルゼンチンは南半球ゆえに秋の終わりとなり、朝晩外気温はかなり下がる。ミシュランはアルゼンチン用にソフトコンパウンドのグラベルタイヤ、ラティテュードクロスS1を準備。しかし、ラリーウイークのカルロスパス周辺は好天が続き、気温もやや高め。5月26日(木)のシェイクダウンでは短い走行距離ながらも想像以上にブロックの摩耗が進行し、選手たちは不安気な表情でタイヤを前にミシュランのエンジニアと会話を交わした。

 シェイクダウンは、過去アルゼンチンはWRカーで1度しか出場したことがないセバスチャン・オジエがトップタイム。2位にセバスチャン・ローブ、3位はペター・ソルベルグとシトロエン勢がトップ3を占めた。だがソルベルグはシェイクダウンの2走目で右フロントのドライブシャフトを破損。フォードのヤリ-マティ・ラトバラもギヤボックスを破損している。

 シェイクダウンの終了後、ラリーは慌ただしく競技のスタートを迎えた。通常よりもかなりはやい時間となる午後3時5分にカルロスパス近くのグラベルコースでスーパーSSとなるSS1がスタート。全長3.02kmのSSでベストタイムを刻んだのは選手権リーダーのローブだった。2位には0.9秒差でソルベルグが、3位には首位と1秒差でオジエがつける。以下4位ラトバラ、5位ミッコ・ヒルボネン、6位フェデリコ・ビラグラとフォード勢が続きオープニングステージは幕を閉じた。



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