クスコの柳澤、全日本復帰2戦目で3位入賞 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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クスコの柳澤、全日本復帰2戦目で3位入賞

 

 今季より全日本ラリーに本格的に復活した名門キャロッセ。その参戦2戦目となる全日本ラリー選手権第3戦 HIMUKA RALLY ’11 in美郷で、ランサーエボリューションXをドライブする柳澤宏至/中原祥雅組が3位に入賞した。

 柳澤は初日のSS3で3位に浮上してから4位以下を寄せ付けずポジションをキープ。セッティングはベストではないといいながらも、安定したタイムをマークし、3位でフィニッシュした。

「リザルトとしては結果を残すことができました。ただ、内容としては自分の手応えほどにはタイムが伸びず、セッティングがあと一歩決まっていないためリズムもつかみ切れないままフィニッシュを迎えてしまった感があり、満足はしていません。もっとプッシュすることができると思っているので、次戦までに分析と対策に努めていきます」と柳澤。

 一方、1600ccエンジンを搭載するプロトン・サトリアネオでJN3クラスに参戦中の牟田周平/加勢直毅組も今回が2戦目。クラス区分の関係で1500〜3000ccというJN3に組み入れられることから、ハイパワーマシンとの対戦を強いられる過酷な戦い。特に今回はパワー差が響くグラベル路面で、路面コンディションも良く不利な状況。それでも懸命なプッシュを続け、最終SSでは後続が12.2秒差まで迫るなか、渾身の走りで振り切り、クラス5位でのフィニッシュを果たした。

牟田は「デイ2の眞貝選手の追い上げを振り切っての5位フィニッシュは本当に嬉しいです。サトリアネオにはスペックでは表せない速さがあると思います。この2戦でマシンにもかなり
乗れてきたので、次戦ではポジションアップを狙っていきたいと思います」と着実な進化をにじませる。

絶対的なパワーこそないもののプロトンサトリアネオはトラブルのない安定したパフォーマンスを披露。今後、さらなるパーツ開発が進むことでの戦闘力アップが大いに期待される。

次戦は、6月10〜12日に福島県で開催される第4戦「がんばろう! 福島 MSCCラリー2011」となる。



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