フォルクスワーゲン・モータースポーツのクリス・ニッセンは、VWのWRCプログラムで「次のバルター・ロール」を見いだしたいと語った。
「ドイツに新たなバルター・ロールがいるならば素晴らしいことだ」とデンマーク人のニッセン。「しかし我々にとって国籍よりもドライバーのスキルの方が間違いなく重要だ。この20ヶ月以内に決定していく」
ニッセンは明確にした。
「現在我々はドライバーラインアップを持っていない。我々はラリーへの関わりの初期のステージにおり、急ぐ理由はない。慎重に市場を見る時間を設けている」
トップレベルのドイツ人ドライバーは、1991年のカタルーニャで唯一の勝利を収めたアルミン・シュバルツを除けば、通算14勝を挙げ1980年、1982年に世界チャンピオンを獲得したバルター・ロール以来現れていない。
現在、ドイツ人でキャリアを積み重ねているヘルマン・ガスナーJr.はフォルクスワーゲンのシートに近いドライバーのひとりだ。22歳のガスナーJrは2009年のドイツ選手権で勝利、JWRCを経験し、2011年はシュコダ・ファビアS2000(フォルクスワーゲングループが今年からWRCの経験を積み始めるマシン)で戦っている。