全日本ラリー選手権第3戦ツール・ド・九州 in 唐津の競技初日が行われた11月27日(金)、唐津市の夜空に花火が打ち上げられた。冬場に向けて再び感染者数を増加させている新型コロナウイルスの収束を願い、ラリーの大会主催者が費用を捻出したサプライズ花火だ。
ツール・ド・九州 in 唐津の大会組織委員長を務める七田定明氏は、今回の取り組みについて次のように語った。
「もともと唐津のボランティアオフィシャルのなかに花火師の方がいたことが出発点です。コロナウイルスの収束を願って、ラリーに参加されている皆さんのエントリーフィーから費用をやりくりし、花火の打ち上げをすることにしました。
場所は人の密集を避けるため明かせませんでしたが、花火の打ち上げ自体は新聞等で告知をさせていただいていましたので、市民の皆さんにも楽しんでいただけたのではないでしょうか。私自身はヘッドクオーターに詰めていたため残念ながら見られませんでしたが、選手や関係者の方たちにも楽しんでいただけたようで、やってよかったと思います」
11月28日(土)は、2020年シーズンの全日本ラリー選手権最終日。熱を帯びる選手権争いの行方に注目が集まる。