2017年のWRC復帰が待たれるトヨタ。チームを運営するTMGのスタッフは、できる限り早いタイトル獲得を目指し、復帰初年から勝利を狙うことをWRC.comに語った。
TMGの副社長、ロブ・ルーペンは、チームが2017年から積極的に活動していきたい意向を語った。
「できるだけ早く、タイトル争いに加わりたい。モータースポーツの組織として目指すべきがそこにあるのは当然」とルーペン。
「しかし、既存の参戦チームのことは大いに敬意を払っている。特に、今ならフォルクスワーゲンだ。2017年は、ポディウムに上がれて、一勝をマークできれば上々の成果だと思う。1年経験を積んだ後は、またさらに積極的になれると思うし、タイトルに向けて全力投球できるようになると思う」
「2017年にタイトルが取れる、またはタイトル争いに現実的に加われるだろうという言い方をするのはうぬぼれになると思う。それよりも謙虚に臨んで開発の具合を見て見たい。そして手応えがあればもちろん挑んでいきたいが、今の時点ではそうはならないと考えている」とルーペン。
先日は、ヤリスWRCのテストドライバー、最後の一人としてティーム・スニネンを発表し、開発の体制が整ったTMG陣営。
「マシンの開発、エンジン、シャシーの技術面を中心に専念する運営チームを整えた。エマニュエル・バッティスティが技術面での責任者としてプロジェクトマネージャーを務める」