WRCモンツァ:エバンス「チームに対しても申し訳ない」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCモンツァ:エバンス「チームに対しても申し訳ない」デイ3コメント集

©Toyota Gazoo Racing WRC

ラリーモンツァ、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。雪が降り出した午後、難しいコンディションの餌食となってしまったエルフィン・エバンス。自身初のドライバーズタイトルとともに、激戦のマニュファクチャラーズタイトルの希望が大きくそがれてしまったことに対し、気持ちを明かした。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■セバスチャン・オジエ/総合首位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRC

「すごく、ものすごくトリッキーな1日だった。最初のループは、実は楽しかった。ここの山のステージはとてもよくて、コンディションが比較的安定していて山の上の方にだけ雪が見られた時は、本当に楽しかった。でも、午後は雨や雪がかなり増えて信じられないほどチャレンジングになり、実際、ドライブもあまり楽しめなかった。エルフィンがコースオフした所は、誰がそうなってもおかしくない状態だった。このコーナーのグリップ変化は正直、予想するのはまったく不可能。あの時、本当に彼は気の毒だと思った。最後まで一緒に争っていたかった。その方が楽しいに決まっているし、チームのためにも両選手権にとっていい流れになっていたはずだ。自分はこれで明日、7度目のタイトルを獲得できるチャンスが巡ってきたし、それが自分のターゲット。明日は仕事を果たすことを目指す。最後の最後まで戦いは終わらない」

■カッレ・ロバンペラ/総合5位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRC


「トリッキーな1日だったし、みんなも同じだったと思う。雪がたくさん降ったり、雪が融けていたところもあり、ラリーマシンで走ってきた中で一番トリッキーだったような場所もあった。午前の最初のステージでは、融けた雪のセクションのあるコーナーでミスをして、バンクにヒットしてしまった。マシンに大きなダメージはなかったが、ドライビングがさらにトリッキーになった。午後は本当に難しかったね。雪が降り始めたら路面のコンディションが一変した。このループの最初のステージではいいタイムを出せていたので、ここがキャンセルになったのは少しアンラッキーだった。でも、今日を走り切れただけでもよかった。明日は、何かドラマでも起きない限りは、上位に追いつくには差が大きすぎるが、とにかくチームのためにできる限りポイントを持ち帰ることを目指す」

■エルフィン・エバンス/SS10でデイリタイア
「午後は雪がたくさん降ってきて、難しいコンディションだった。最初のステージはかなりよかったけど、雪が降り始めてきたので、路面が変化する場所が雪で隠れて見えずにつかまってしまった。ペースノートには書いておいたが、グリップレベルの変化が予想以上に悪く、次のコーナーで抑え切ることができなかった。ここまで順位が下がってしまい、本当に残念。チームに対しても、マニュファクチャラーズ選手権の希望に大きく影響してしまい、本当に申し訳ない。ドライバーズタイトルの争いは完全には終わっていない。わずかでも希望が残っているので、明日も戦いを続ける。今となっては可能性はかなり低くなったが、最後の最後まであきらめない」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ダニ・ソルド/総合2位(↓)

Hyundai Motorsport GmbH”


「今日も本当に難しかった。悪化することは予想していた。昨日のコンディションから、すでに信じられない状況だったからね。正直、今日は本当にダメなステージがあって、タイムをロスしてしまった。2回目のループが始まった時、自分は走行順が遅かったので、たぶん一番悪いコンディションだったと思うが、文句を言っても仕方がない。あのステージでエルフィンがリタイアしたのを見た時は本当に残念に思ったが、彼らのおかげで自分にとってはスローダウンしなくてはならないという警告になった。雪はトリッキーだったし、午後のステージ(SS12)がキャンセルになったのは正しい判断だった。明日は、マニュファクチャラーズタイトルを決めることに専念するので、安全なドライブに努める。このコンディションでは、ちょっとしたことで何かが起きてしまう。全開で行けるとしても、安全で行く方がいい状況だね!」

■オィット・タナック/総合3位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH”


「午前中は、予想していたよりラクだと感じた。ステージは少し安定してきていたが、午後のループはまったく別モノになってしまった。結局は、非常に厳しい1日になった。自分たちはタイヤが合わなかったことが多かった。もっと雨が多いウエットコンディションになると予想していたが、突然、白いものが地面に落ちてきたからだ。初めて自分たちでそれをかき分けていかなくてはならず、一筋縄ではいかなかった。何とか走り切ったので、明日の目標はこのラリーをクリーンにフィニッシュすることだ」

■ティエリー・ヌービル/再スタートせず

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■エサペッカ・ラッピ/総合4位(↓)

Esapekka Lappi


「午後はいい流れにできず、正直かなりアンラッキーだった。ループの最初のステージはスノータイヤを選んだが、ステージがキャンセルされてしまった。ステージの中盤はドライになっているという情報があったので、スノータイヤを履き替えた。そしてループの最後のステージでスノータイヤを履いたら、またキャンセルになってしまった。それでも、自分たちのパフォーマンスにはハッピー。タイヤチョイスは当たっていたし、戦略は完璧ではなかったが、ターマックの林道ステージをこのマシンで走るのは今回も本当に楽しかった。ポディウム圏内からはあまり離れていないが、このレベルでの15秒は十分大きなギャップだと自覚している。もちろん、コンディションはトリッキーになると思うが、自分が例を見せたので、みんなはもう、何をしてどのタイヤを選べばいいかが分かっている。でも、結果を見なくては分からない。ベストを尽くすよ」

■ガス・グリーンスミス/SS10でラリーリタイア
「速さをつかんでリズムに乗れてからは、かなり順調に進んだ。でも、午後はそれが変わって、時速155kmで、グリップがよかったところから、突然雪が解けた状態になってハイドロプレーニングを起こしてしまった。このスピードでコンディションが急に変化してしまったから、自分たちは流れに任せるしかなかった。幸い、自分もエリオット(エドモンソン、コ・ドライバー)は無事だったが、チームには本当に申し訳ない。このコンディションでの急激な変化では、なす術もなかった。でも、今年1年、本当に必死にがんばってきてくれたMスポーツのみんなには、申し訳ないとしか言葉がない」



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