2021年のWRC開幕戦となるモンテカルロラリーは、12月18日のエントリー締め切りを前に、最大台数の90台に到達した。
しかし主催者は、ヒュンダイ(ティエリー・ヌービル、オィット・タナック、ダニ・ソルド)とトヨタ(セバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラ、勝田貴元)に関してはドライバーズラインナップを明かしているものの、Mスポーツ・フォードに関してはフォード・フィエスタWRCの2台と、WRC2にエントリーする1台のフォード・フィエスタ・ラリー2 MKIIを駆るドライバーは1月上旬まで確定しないとしている。
情報筋によれば、2020年にMスポーツ・フォードからWRC2に参戦したアドリアン・フルモーは、初めてフィエスタWRCで参戦したラリーレジェンド(サンマリノ)での優勝を含め2020年後半の活躍が認められて、WRカーにステップアップする可能性もあるという。フルモーは、モンテカルロではWRC2部門の2位フィニッシュを2回果たしているほか、スポンサー確保の人脈も広いことで知られており、Mスポーツにとっては重要なポイントとなりそうだ。
一方、2020年シーズンにフィエスタWRCで参戦を続けたガス・グリーンスミスの2021年プランは不透明のままとなっている。
(Graham Lister)