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ダカール2021:ステージ2でトヨタのアル‐アティヤがベストタイム。総合首位はペテランセルに

©Marcelo Maragni/Red Bull Content Pool

ダカールラリーの2021年大会は、1月4日、ビシャ〜ワジ・アド・ダワシール間に設定された第2ステージ、457kmの走行が行われた。今大会初めての砂丘越えが登場したこの日、ソフトな砂丘やナビゲーションの難しさが問われたいわゆる『ダカールらしい』ステージでは、路面変化により総合順位にも変動が見られた。

カー部門の上位は、いずれもダカール制覇経験ドライバーによる三つ巴の争いとなってきた。この日のステージでトップタイムをマークしたのは、トヨタ・ガズーレーシングのナッサー・アル‐アティヤ(トヨタ・ハイラックス)で、総合順位でも3番手に浮上した。
「今日はスタートからフィニッシュまで全開で行き、すべてが本当に順調に進んだ」とアル‐アティヤ。

MINI JCWバギー勢は順位が入れ替わり、ステファン・ペテランセルが総合首位に浮上、チームメイトのカルロス・サインツが2番手に下がっている。

「スタートからすぐ、まだマシンに燃料がたくさん積んである状態から砂丘になった。最優先事項はスタックしないことだった」とペテランセル。

Eric Vargiolu / DPPI / Red Bull Content Pool

前日は17番手と苦しい滑り出しとなったセバスチャン・ローブ(プロドライブ・ハンター)は、この日は6番手タイムをマークし、総合でも7番手に浮上している。

Eric Vargiolu / DPPI / Red Bull Content Pool

日本勢では、トヨタ車体がエントリーするチームランドクルーザー200の三浦昂が市販車部門首位、総合順位も48番手に上げた。ロナルド・バソは砂丘で転倒を喫したものの、車体に問題はなく、市販車部門2番手をキープ、総合順位も50番手に上げている。
「ところどころ登るのが大変な砂丘もあったが、スタックなしに越えることができた。その後、右リヤタイヤをパンクさせてしまったが、視界も良く集中して走ることができた。自分たちとしては、いい一日だった」と三浦。

一方、日野チームスガワラの菅原照仁/染宮弘和/望月裕司(日野レンジャー)は、今大会初の本格的な砂丘ステージに砂の路面が得意なタイヤを装着して臨み、持ち前の機動性の高さを活かして砂丘を順調に走破。排気量10リットル未満クラス首位を維持したほか、トラック部門総合順位も4つ上げて14番手につけている。
菅原は「今回選んだタイヤは、砂の中でロスなく走れるのが特徴。今日のステージには合っていて気持ちよく走ることができた。砂丘は南米のようなウネリの強い場所もアリ、今回のコース設定はやはり難しいと感じた」とコメント。

明日5日のステージ3はワジ・アド・ダワシール〜ワジ・アド・ダワシー間の403kmが設定されている。

ダカールラリー2021 暫定結果(ステージ2終了時点)
1 S.ペテランセル(MINI JCWバギー) 7:17:18
2 C.サインツ(MINI JCWバギー) +06:37
3 N.アル‐アティヤ(トヨタ・ハイラックス) +09:14
4 M.セラドーリ(センチュリー CR6) +14:21
5 J.ライゴンスキー(トヨタ・ハイラックス・オーバードライブ) +26:27
6 Y.アル‐ラジ(トヨタ・ハイラックス・オーバードライブ) +27:32



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