Mスポーツ・フォードは2021年のWRCに参戦するフォード・フィエスタを公開した。モンテカルロではガス・グリーンスミスと、テーム・スニネンの2台が出走する予定となっている。
外観上の変化はフロント周りのエアロパーツにある。フロントバンパーからフェンダーにつながるカナードの外端には衝立が設けられたほか、従来は平らだったフェンダー上面は、いったん窪んで後端に向かいはね上げられる形状となっている。このエアロは2020年最終戦のラリーモンツァでテーム・スニネン(SS5リタイア)のマシンに先行投入されていたものと同じ形のようだ。
チームは4日間のテストによって路面状況やマシンのセットアップ、ピレリの新型WRCタイヤについて学習。21日からスタートする開幕戦に臨むこととなる。