WRCの機材を積載した船の到着が大幅に遅れている問題で、開催が目前に迫ったヨルダンラリーのタイムスケジュールに変更が生じている。
月曜日からスタートするはずだったレッキは火曜日の8:00からに変更されていたが、機材を積んだ船のエンジンが壊れてしまい、さらに開始時刻がずれ込む見込みだ。船はイタリアのトリエステからイスラエルのハイファに向かうチャーター便。もともと月曜日に到着予定だったが、現時点で火曜日に到着するかどうかというところだという。
すでにレッキやシェイクダウンにもしわ寄せがおよんでいる。
ドライバーたちはすでに現地に入っているが、レッキカーが船に載っているため、通常の4輪駆動車を使いレッキをする予定だという。また、水曜日の朝から予定されていたシェイクダウンは月曜日夜の時点で水曜の午後に変更された。それも、機材が到着すればという条件つきだ。
シトロエンのチームマネージャー、スベン・スミーツは以下のように説明する。
「スエズ運河を使うプランやシリアのタルスツに陸揚げするプランも出されたが、色々なことを勘案して、ノースワンやフォード、ミシュランやほかのプライベーターチームとともに船をチャーターしたんだ。月曜日の夜には到着しているはずだったんだがね」
現在、死海のほとりにあるサービスパークにはなにもなく、ルクセンブルクから空輸されたフォード・フィエスタRS WRC、そして2台のシトロエンDS3 WRCだけが到着している状態だ。