4月8〜10日に佐賀県唐津市で行なわれた全日本ラリー選手権開幕戦「ツール・ド・九州 2011 in 唐津」は、昨年のチャンピオン勝田範彦/足立さやか組(スバル・インプレッサWRX STI)がデイ1、デイ2ともトップで走り終え、選手権連覇に向けて幸先のよいスタートを切った。
2位は三菱ランサーエボリューションXを駆る榊雅広/井手上達也組、3位には同じくランサーの福永修/奥村久継組が入っている。
一方、優勝候補のひとりと目されていた奴田原文雄は初日にミッショントラブルでリタイアを喫す。総合結果からは除外されるが、今季から導入されたデイポイントを狙ってマシンを修復。再走を果たしたデイ2は3位に入り1ポイントを獲得している。
JN-3クラスは今年もメロンブックスから挑むホンダ・インテグラの眞貝知志/田中直哉組が優勝。眞貝は序盤に出遅れたものの、昨年に引き続いての連覇となった。JN-2は天野智之/井上裕紀子組の新型ヴィッツがデビューウイン。マツダ・デミオ、ホンダ・フィット、スズキ・スイフトスポーツなど並み居るライバルを撃破し初戦を飾った。日産マーチ(K11)対決となったJN-1は西山敏/大谷美紀夫組が勝利している。
また、唐津神社での集合写真では「みんなで頑張ろう日本」のメッセージが掲げられ、土日にはサービスパークでドライバーサイン入りグッズなどのチャリティーオークションも開催された。